オフィスワーク担当の産休とフォロー

国内に数箇所の支店を持つ我社、各営業所には数人の事務員と営業職の男性がいます。地方の営業所の中には、事務員1人がオフィスワーク全般をこなし、営業で男性2人というところもあります。そんな事務所で唯一オフィスワークをこなしてくれていた事務員の女性が、1年間の産休に入ることになったのです。その期間だけ派遣社員を頼むことも検討したようですが、会社側から営業2人で何とかしろ、という命令が出たため、その事務所では、オフィスワークもこなしながら営業に出るというスタイルになったそうです。2人いる男性セールスは性格も対照的で、年齢が上の男性は細かいことは気にしないタイプ、もうひとりの男性は心配り抜群のタイプです。事務員さんが産休に入ってから、その事務所に荷物を発送したことがあります。年上の営業職の男性から電話があり、荷物が届かないんだけど、どうしたのかな、という連絡がありました。
追跡してみても、配達済になっています。おかしいなと思い、もうひとりいる年下の男性の営業に電話してみると、理由がわかりました。荷物は営業所に届いていたのです。しかも受け取ったのは、荷物が届かないと電話をしてきた営業の男性です。年下の営業の話では、彼は荷物は受け取るが、中は開けないのだそうです。荷物や郵便は、年上の男性が受け取り、年下の男性が開けるような感じです。ただ年下の男性も毎日事務所にいるわけではないので、今回のようなことが起きたのです。年上の男性がおおらかなご主人で、年下の営業がしっかりものの奥さんに思えて、なんだか笑ってしまいました。